英語には「イン」で始まる言葉が多くありますが、そのスペルは”im-“と”in-“の二つがあります。これらの使い分けはどのようになっているのでしょうか?
キーワードは”BMP”
“BMP”……情報を勉強している人やパソコンが得意な人、パソコンで絵を描く人にはなじみの言葉です。「ビットマップファイル」といってペイントなどで保存のできる「拡張子」ですね。
なぜ、”BMP”の話をしたかというと、「イン」の後に続く音が”B”,”M”,”P”で始まるときに”im-“を使うのです。それ以外は”in-“と覚えておけば間違いはほぼないでしょう。
実はこれ、小学生のローマ字で勉強したことなんです。
例えば、「トンボ」「サンマ」「テンプラ」をローマ字で書くとどうなるでしょうか?
トンボ→tombo
サンマ→samma
テンプラ→tempura
「ん」の音の所で”m”を使います。
なぜ”BMP”に続く「イン」で”im-“を使うのか
試しに「インパクト(衝撃)」「インセクト(昆虫)」と言ってみてください。「インパクト」は唇が一瞬閉じるはずです。対して「インセクト(昆虫)」は唇が閉じません。逆に唇を閉じずに「インパクト」「インセクト」と言ってみてください。「インセクト」は言えるでしょうが、「インパクト」は言えないはずです。
“BMP”で始まる音の共通点は『唇をいったん閉じて』発音することです。
これにつられて、その前にある「ん」の音も変化するのです。
つまり、”m”は唇を閉じて発音する「ん」の音で、”n”は唇を開けて発音する「ん」の音になります。
だから、スペルも「インパクト=impact」「インセクト=insect」となります。
※その他にも「ん」と発音する音はありますが今回は省略します。
体感してもらうならば、日本語で「トンボ」「反対」「銀行」と言ってみてください。すべて、「ん」の発音が違うことがわかるでしょう。
さいごに
英語はアルファベット26字を組み合わせて数多くの発音を表現しています。そこにはルールがあり、そのルールを理解することで所見の単語もある程度読めるようになります。確かに例外もありますが、基本ルールを覚えることは単語力アップにもつながるので、意識してみてください。
人物イラスト提供:アイキャッチャー様
コメント
ローマ字の勉強をしたときにやったやつですね。
ちゃんと意味があったんだと面白かったです。
学校でも最初からこういうように教えてくれてたらよかったのに。